サイズ・余白は大丈夫?QRコード印刷で失敗しないためのコツを伝授
紙面からウェブサイトへの誘導やアプリインストールなどの促進を簡単に行える便利なQRコード。
無償で誰でも使うことができ、バーコードと比べても圧倒的に大きな情報を格納できることもあり、一気に浸透しましたね。
(QR コードの仕組みについて、くわしくは こちらの記事に解説しています)
そんな便利な QR コードを、印刷物デザインに入れていくとき、何も気にせずなんとなく配置してしまっていませんか?
また、購入した商品のパッケージに印刷されたQRコードを読み取る際、スマホカメラがなかなか反応してくれず、困った経験はありませんか?
印刷が完了してから、QRコードが大きすぎて配置スペースが足りない!QRコードが全然スムーズに読み取りできない!ということが発覚するのは、悲劇です。
そんな失敗を避けるためにも、基本の配置・設定について注意しておく必要があります。
印刷会社である当社が過去に多くのQRコード印刷を手がける中で、デザイン現場から入稿されたデータで気づいた点から、いくつかのポイントを紹介します!
デザインの邪魔をしない、かつ読み取り性能を犠牲にしないベストなサイズ設定についてお伝えしたいと思います。
QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です
QRコードのバリアブル印刷を安全に任せられる会社をお探しなら、QRコード大量印刷の実績豊富な当社にお任せください。
目 次
Step1 : QRコードの配置サイズをシミュレーションする
QRコードの入った印刷を1から作成する時は、まずQRコードの設定を済ませ、スペースを確定させてからデザインをするのが安全です。
そのためには、デザイン時にQRコード自体の情報も把握しておくようにしましょう。
QRコード内容が確定していなくても、情報量が同じくらいのダミーデータを仮定して準備するなどで、QRコードのサイズをシミュレーションできます。
何も情報が無いと、どれくらいのサイズになるのか想定がつかず、本番印刷時のトラブルの元となってしまいます。
QRコードに含まれる情報量で、コードに必要な大きさが変わる
一般的なQRコードは20英数字程度の小さい情報であることが多く(企業URLのトップページアドレスなど)、QRコードのサイズを意識することはあまりありません。
ただし、バリアブル印刷を使う個別QRコードの場合は、情報量が多くなりがちなので注意が必要です。
一例として、バリアブル印刷で個別QRコードを印刷する場合によくある ID と URL を見てみましょう。
- ID等に使う20文字以下英数字でマージン(余白)含め12mm角のスペース
- URL等50文字英数字でマージン含め13mm角のスペース
基本的には、上記を基準でスペースを取っておけば対応できるかと思います。しかし、情報が無い状態で余白スペースを決めてしまうのはおすすめ出来ません。
バリアブル印刷を行う場合も一般的なQRコードと同じイメージでスペースを作成すると、情報量が大きかった場合、URL1件の文字数が増え、QRコードが想定外に大きくなる場合があります。
例えば、下図のように2点のQRコードをバリアブル印刷用に画像データ化します。
- https://www.takayama-dp.com/?id=ABCD1234
- https://www.takayama-dp.com/?id=hhfd6wxxkt4gyk62f3smfv9emt2sfh4zq2ngdsearw7wf4yjwqyts5b4y67wn5y9
そうすると、下図のように出来上がりの画像サイズが違う事が分かります。
①のように通常のURLや10桁程度のユニークIDでしたら想定サイズに収まる場合がほとんどですが、
②のような情報保護のためにハッシュ化されたIDだったりすると、想定上に大きいデータとなってしまう場合があります。当社が扱った経験では②の倍以上の長さになるURLもあります。
例えば、デザイン時の想定スペースが空白を入れて15ミリ角だったとします。15ミリで枠を作成して、①②それぞれのQRコードを入れようとすると、下図のようになります。
①は等倍なので問題ありません。②は65%ほど縮小しないと入りません。3辺にある二重の四角の大きさを確認していただくと分かります。もちろん読み込めない事はありませんが、場合によっては読み取り環境がシビアになってしまいます。読み取り場所の環境や、iphoneでは読めるのにアンドロイドの特定端末では読めないという事が起きる可能性があります。
②の場合は、本来QRコードが13ミリ角なので、出来れば17~20ミリ角のスペースが欲しいところです。
QRコードのマージン(余白)について
QRコードは必ず、2~3ミリのマージン(余白)が必要になります。周りにマージンが無いと、デザインとQRコードの区別がつかなくなり、読み取りエラーとなってしまいます。
通常の印刷で1つのQRコードなら、前述のQRコード作成手順のとおり、マージンを含めてデザイン配置すれば問題ありません。
ただし、バリアブル可変QRコードが入った大量印刷物になると、コストダウンとスピードアップのために印刷方法が変わり、固定版があるオフセット印刷機でデザイン部分を先に印刷してから、可変QRコードをオンデマンド印刷機で印刷します。
そのような条件になると、デザイン部分と可変QRコードの位置が微妙にずれてしまいます。これは2回違うタイプの印刷機に通すため、防ぐことは不可能です。
ズレを目立たなくするためにも、またズレてしまったとき上記のマージンを確保するためにも、QRコードの周りには3~4ミリマージンがあるのが理想です。
※最近はデジタル印刷機の高速・高性能化に伴い、大量の場合でのデジタル印刷機だけで印刷する場合もあります。
しかし、上下左右に4ミリも取ると、例えば名刺サイズの小さな印刷物ですと、貴重なデザインスペースが小さくなってしまいます。そのような時は下記のように2辺の端から4ミリずつマージンを取ることで、少しでも節約が可能になります。
上下左右4ミリのマージンはあくまでも理想ですので、条件によってマージンを小さくすることは可能です。
このような配置について、個別のQRコードを最大限活用できる方法を見出すためにも、下記のように関係する担当者、担当会社と事前にすり合わせを充分に行い、デザインの準備をしておきましょう。
Step2 : QRコード作成サイトを利用してQRコードを作成する
QRコードの作成は様々なサイトで無料で提供されていますが、印刷物として使う場合は何mmで作成したいかが直感的に分かるサイトで作成するのが簡単です。
QRコード作成サービスには、無料で使える多機能なサイトがいくつかあります。
中でも QR コードの開発元であるデンソーウェーブが提供する クルクルマネージャー というサービスでは、サイズと余白(マージン)が設定でき、EPS 保存も出来るので、最も印刷用途にマッチしておりおすすめです。
クルクルmanagerで、印刷用QRコードを1点作成する際の手順を紹介していきす。
Step1 で把握した情報量をふまえて、QRコードの条件は、以下の通り。
- QRコード自体のサイズは10mm角
- QRコードのマージン(上下左右余白)は各2mm
上記で14mm角のスペースを必要と想定します。
URLを入力
QRコードを作成するURLを入力し、赤い作成ボタンを押します。
例) https://www.takayama-dp.com/variableprint/
画像サイズを入力・画像解像度を確認
一旦ダウンロード画面が表示されますが、サイズオプションを選択してサイズをmmにして、想定する画像サイズを入力します。 例)12
ただし、設定できるのはQRコードの上下左右マージンが入ったサイズになりますので、QRコード自体のサイズは下部グレーの数値になります。この数値を基準としましょう。
画像解像度は、印刷物仕様なのでEPS保存で、デフォルトの300dpiのままにします。
セルサイズを整数で入力
画像サイズを12mmにした場合、セルサイズが3.831と表示されます。
セルサイズの数値はドットを表すため、整数でなくてはならないので、繰り上げの4にします。
セルサイズを整数で入れなおすことで、既定マージンを含めた画像サイズが再計算されます。(12.5307)
そうすると、コード領域(QRコード自体のサイズ)9.8mmとなります。
2での説明の通り、設定できるのはQRコードの上下左右マージンが入ったサイズになりますので、QRコード自体のサイズは下部グレーの数値になります。
※ 1セルサイズが0.34mmと表示があります。1つの粒が0.34mmということになります。オフセット印刷機や業務用デジタル印刷機の場合、0.1mm以上あれば印刷できます。ただし、少しかすれた場合等を見越して、0.3mm以上になるように画像サイズを設定します。
QRコードのバージョンについて
このサイトではバージョンは文字数に合わせて自動で設定されます。
セルサイズについて
- QRコードをオフセット印刷やレーザープリンターで印刷する場合、4セル(4ドット/1セル)の設定で問題ないでしょう。
- 解像度が低いプリンターの場合、6セル位にした方がドットが大きくなるのでより安心です。
参考:QRコードの誤り訂正レベル
QRコードには誤り訂正機能があります。QRコード内に含まれるデータが誤ったり読み取り時に損傷している際、そのデータを正確に復元するための仕組みです。
QRコード生成時、ツールによっては、4段階の誤り訂正レベルを指定することができます。レベルによって、必要なQRコードサイズが変わってきます。
レベルL | レベルM | レベルQ | レベルH |
---|---|---|---|
約7% | 約15% | 約25% | 約30% |
レベルL・M・Q・Hの4パターンが設定されており、訂正レベルの数値(%)が高いほど、過酷な使用条件でも読み取り可能になりますが、QRコードのサイズが大きくなります。
印刷物の場合、そこまで過酷な条件で読み取りされる用途は考えにくいので、レベルLでほぼ問題がありません。必要以上に誤り訂正機能を大きくすると、QRコードが大きくなり、印刷物に挿入する際にデザインに合わせて縮小して、読み取りエラーになる事が起こりえます。
当社では通常、QRコードはレベルLで生成しておりますが、印刷物の条件等で最適に調整できるよう、別の訂正レベルで生成する場合もあります
Step3 : デザインにQRコードを配置する
サイズ等設定内容を確認したらOKを押して元の画面でEPSを選択してダウンロードします。
QRコードの余白(マージン)を再設定する
クルクルマネージャなどの無料 QR コード生成ツールでも、マージンは自動生成されます。しかし、1セルサイズ0.34mmで4セルなので、0.34×4=1.36mmしかありません。
印刷後の読み込み性能を考慮すると、出来れば 2mm は欲しいところ。なので、このまま印刷用データとして使う場合は、既存のマージンを消して新たに作ります。
ダウンロードしたファオルをAdobe Illustrator などで開き、元々あるマージンを削除して、配置QRコードを9.8mm角に縮小します。
例えばダウンロードしたQRコードの EPS を配置した時、サイズが420mmだった場合は、9.8÷420=0.023 0.023×100%=23%
よって23%縮小すれば9.8mm角のQRコードが出来上がります。
そこへ、新たに14ミリ角の余白を作り、その中心に 9.8ミリの QRコードEPS を配置します。
これでQRコードの配置が完了します。
QRコードの色はコントラストが出るように
重要な用途に使われるQRコードは、できる限りモノクロ1色で作りましょう。モノクロ以外の色が混ざっていると、読み取り精度が落ちる可能性があります。
特色1色印刷の場合は、コントラストが出る色でしたら問題なく読み取りが可能です。ただしこの場合も、QRコードは1色で作ることを推奨します。
印刷会社としてあまり推奨はできませんが、デザイン上、色をつけなければいけないケースもあるかと思います。
その場合、背景と QR コード自体のコントラストが低いと読みとり精度が落ちてしまいます。明るい背景に暗いQRコードを配置することだけは気をつけるようにしてください。
QRコード内に、画像やロゴを挿入しない
画像やロゴが貼ってあるQRコードについて、こちらはQRコード開発元のデンソーウェーブ社が公式に認めている作成ソフト・サイトを除き、上記で説明したQRコード自体の「誤り訂正機能(QRコードが一部欠けても、読み込みができるようにするリカバリー機能)」をうまく利用して作られています。
つまり、QRコードデータの一部分が欠損している状態と同じという事になります。
QRコードは ISO/JIS で厳密に規格化されているものです。その規格を逸脱したものとなってしまうので、こちらは「QRコード」と呼べない二次元コードになります。
そのため規格に沿った機器での読み取りが出来ない可能性があり、商用利用でこのような二次元コード作成を考えている場合は、特に注意が必要です。
「QRコード」表記を使う際は、商標であることを明記するか、別の呼称を使う
あまり知られていないことですが、「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標になります。
QRコードの作成や利用は誰でも自由に使うことはできるのですが、「QRコード」の文言そのものを印刷物などに表示する場合は登録商標文の併記が必要だと、商標権をもつデンソーウェーブが主張しています。
つまり、「QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です」という記載を併せて行う必要があるということですね。
限られた印刷スペースの中でこの文言を併記することをどうしても避けたいという場合は、「二次元バーコード」や「QR」(のみ)、「こちらからWEBにアクセス!」等の文言にするなど、代替的な表現を使うというのも一案です。
Step 4: 入稿前・印刷前のテスト
デザインとQRコードを含めた完成形のPDFを作成して、必ずテストするようにしましょう。
具体的には、あなたや周囲の方が普段使っているスマホ、市販のコードリーダー(スキャナー)を使って、実際のシステムと問題なく連携できるかのチェックを行います。
実際に読み取ってみると、余計な改行が入っていてうまく遷移しないなどの事態を把握することができます。
さらに、大きさを把握するためにも、モニターに表示させた PDF でのテストだけでなく、実際の紙面にプリントアウトすることをおすすめします。
印刷では、QRコードのみならず、デザイン上の文字サイズが画面上のイメージよりかなり小さかったという事が多々あります。サイズ感や全体的な印象のためにも、数枚程度のテストプリントを推奨します。
当社ではデザインを含めた完成形のPDFを数点お客様へメール送付して、実際のシステムで運用確認をしていただきます。
その後社内にて、ランダム抜出しで変換元データとバーコードリーダーで照合させるテストを行ってから印刷しています。
絶対に失敗できない QR コードの印刷は、お気軽にご相談ください。
その他、関係者との連携において気をつけるべきポイント
QRコードの情報量はシステム担当者(担当会社)に確認する
バリアブル印刷の場合、QRコードの情報はシステムと一体になっている場合が多いです。そのため、システム担当者(担当会社)にヒアリングすることで、バリアブルQRコードのデータの情報量(URLと英数何桁等)がどれくらいになるか、ある程度判断できるレベルで知ることが出来ると思います。
この時、目視で補足用の可視数値を印刷するかどうかも決めておきましょう。
※補足用の可視数値とは
PCでアクセスしたユーザー向けの手入力用個別IDや、個別のコードによって納品先が異なる場合、仕分け段階で人の目で分かるように確認するためのID等です。QRコードだけだと見た目で判断できないのでこのような可視数値を付与す場合が多いです。
QRコードの大きさは印刷会社に確認する
個別QRコードのデータ量(URLと英数何桁等)を印刷会社に伝えることで、個別QRコードの想定スペースが分かります。
印刷会社は伝えられた情報から、バリアブル印刷用のプログラム等にデータを流し込んで、適切なデータサイズで何十ミリ角のスペースが必要になるかを返答することが出来ます。また、補足用の数値が入る場合も桁数などをあらかじめ伝えておき、必要なスペースを聞いておきましょう。
※注意
ダミーのQRコード1つだったら、Web上で簡単に作って自分で判断できる!と思われるかもしれませんが、印刷会社によって個別のQRコードから画像データ化時の仕様が違います。ですので実際に依頼する印刷会社へ問合せるのが一番安全です。
参考:高山印刷のQRコードサイズ表
当社は1セルサイズ(QRコードの1つのドットサイズ)0.3mmとして、下表の通りにQRコードスペースを想定しております。一番右列のプラス余白上下左右各3mm取ったサイズが、実際空白にするスペースになります。
文字数 | バージョン | セル数 | QRコードサイズ(1セル0.3mm) | プラス余白各2mm | プラス余白各3mm |
---|---|---|---|---|---|
50文字数字のみ | 2 | 25x25 | 8mm角 | 12mm角 | 14mm角 |
50文字英字のみ | 3 | 29x29 | 9mm角 | 13mm角 | 15mm角 |
50文字英字数字半分 | 3 | 29x29 | 9mm角 | 13mm角 | 15mm角 |
100文字数字のみ | 3 | 29x29 | 9mm角 | 13mm角 | 15mm角 |
100文字英字のみ | 4 | 33x33 | 10mm角 | 14mm角 | 16mm角 |
100文字英字数字半分 | 4 | 33x33 | 10mm角 | 14mm角 | 16mm角 |
150文字数字のみ | 4 | 33x33 | 10mm角 | 14mm角 | 16mm角 |
150文字英字のみ | 5 | 37x37 | 11mm角 | 15mm角 | 17mm角 |
150文字英字数字半分 | 5 | 37x37 | 11mm角 | 15mm角 | 17mm角 |
200文字数字のみ | 5 | 37x37 | 11mm角 | 15mm角 | 17mm角 |
200文字英字のみ | 6 | 41x41 | 12mm角 | 16mm角 | 18mm角 |
200文字英字数字半分 | 6 | 41x41 | 12mm角 | 16mm角 | 18mm角 |
まとめ - QRコードの印刷はシミュレーションが命!
ますます身近になってきたQRコードですが、実際の施策で問題なく運用にのせるためには、いくつもの落とし穴があります。
印刷物にQRコードを使う場合、いきなりデザインに入らず、まずはQRコードに変換するデータの情報量を把握するところから始めましょう。
その後、情報量に適したサイズののっとったQRコードを作成した上で、デザイン上の印字スペースを決定してデザイン作業にはいり、そのデータを配置して検証テストを行ってから印刷するという流れが理想です。
QR コードの印刷を制するためには、まず QR コードの仕組み自体を理解しておくことも有効と言えます。ご興味のある方は、こちらの記事も併せてお読みください。
特に大量ロットの可変QRコード印刷の場合、システム部門・デザイン部門・印刷部門をそれぞれ別業者に発注する場合もあると思いますが、そのように関係者が多数となるプロジェクトの場合、事前すり合わせがますます大切になります。
高山印刷では、大規模かつ絶対に失敗ができないプロジェクトにおいても、万全の社内体制をもってサポートさせていただいております。最大では、数百万種類もの異なるQRコードを、バリアブル印刷で印刷・納品した実績がございます。
QRコードのバリアブル印刷を安全に任せられる会社をお探しなら、QRコード大量印刷の実績豊富な高山印刷にお任せください。
→ 失敗が許されない、個別QRコードのバリアブル印刷サービス
投稿者
- 1999年入社時は当時貴重なMacに触れたくてDTPを担当、その後本社地区の営業担当を経て、2005年からは東京営業所長。
バリアブル印刷には初代オンデマンド印刷機導入時より、20年近く携わっており、専門分野としてあれこれ知識を貯めました。
お客様からの課題解決のため、社内で知恵を絞って対応しています。
プライベートでは1人息子と父子キャンプを楽しんでいます。